団地に住んで1年の間に必要だったものをまとめてみる

 団地に引っ越してきて1年が経っていました。

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1年の間にいろいろなことがあったけれど、なんとか快適に(?)住み続けられています。とはいえ、一般的な賃貸アパート・マンションとは勝手が違う場面もかなりあったので、団地独自の部分を思い出しながらまとめてみます。

 

 

住み始めるために必要だったもの

照明とかカーテンとか(カーテンレールがない団地もあると聞いたことがあるけど、うちはカーテンレールはあった)とかガスコンロはまあ、通常の賃貸物件でも必要となるので除く。

 

風呂回り

 団地に入るときには風呂がない。まずは風呂。とにかく風呂。

  • 風呂本体
  • 低水圧用シャワーヘッド
  • 風呂マット
  • 風呂フタ
  • 窓用目隠し用品
この辺が必要だった。
風呂本体はバランス釜。…しか設置できない。あのガラガラ回すやつ。(でも、最近のバランス釜は電池式の着火スイッチなのでガラガラ回さないんだよ!例えて言うなら灯油ストーブの着火にマッチが必要なくなったようなものだ。便利。)
でもやっぱり、風呂自体の使い勝手は給湯器式と比べてすごく劣るけどね。まあ入れるんだからいいやというレベル。
 
シャワーの勢いが弱すぎるので、勢いを強めるシャワーヘッドを買って付け替えた。それでもまだ弱いけど。
風呂マットは必須。風呂の床がコンクリートなので冷たいし危ないから。風呂フタは、当初は使ってなかったんだけど、3月頃に、後述する「カビ事件」が起こってから買い足した。
目隠し用品は、風呂の窓は一応曇りガラスなんだけど、外からの目線が気になるので、100均の「カラーボックス用のカーテン(ポリエステル100%)」「突っ張りポール」「クリップ式カーテン金具」を使ってカーテンを自作している。窓用の内側から貼れるステッカーを貼ったり、板状のものを内側に置いて目隠ししているお宅もある。
窓に網戸がないのが気になっていて自作しようと思っていながら作っていない。「風呂に入った後と、在宅時はなるべく窓を開ける」でなんとかやっている状態。浴室内が完全にカラッとは乾かないし、虫が入ってくるかもという問題はあるものの、生活していく上での優先度が低いので対処できていない。
 
風呂については、団地の鍵をもらえるのが入居ギリギリなので「鍵をもらう→風呂を設置する→住み始める」のスケジュールがタイトで苦労した。ガス会社の人に頼み込んだわ…。このタイトさについてはガス会社の人も「皆さん苦労されてるんですよねー」みたいに言ってたけど何とかならないんでしょうかね。まったく!
 
風呂以外で必要だったもの
  • ドアホン
  • 洗面所の鏡
  • 洗面所のタオルバー
ドアホンは、あるべき場所に穴が開いていて線が出ていたので電気店で購入して繋いでみたら使えましたー。何とかなるものです。
鏡とタオルバーは、引き渡し時点では付いていないものの、壁の「そこにあるべき場所」が板になっていて(ちなみに団地の壁は基本コンクリートなので、それ以外の場所に何かを取り付けることはできないよ!)、前の住人が取り付けていたらしき跡があるので、ホームセンターで購入して私もそこに取り付けてみました。これも何とかなるものです!
あと、うちは食洗機があるので(団地でも置けるよ!)設置していないのですが、台所の水道にガス給湯器がないと冬場はきついかもしれない。
 
 

カビ事件

それは3月頃のこと。寝室兼子供部屋として使っている部屋の、勉強机の後ろを掃除しようと覗いたらカビが!
それからしばらくして、一応私の部屋ということになっているけどほとんど使っていない北向きの部屋の床にもカビが!
さらに洗面所の壁にもカビが!!
 
団地はカビやすいのです。先述した通り壁がコンクリートで、断熱なんて一切考慮されてないんですから。しかも我が家は1階(同じ団地だけど3階に住んでいる人はカビたことはないと言っていた)。カビ条件は最悪レベル。
カビ問題については団地の「入居のしおり」にも「換気してください」としつこく書かれ、入居説明会でも説明されたものの、日中誰もいない我が家でどうやって換気しろと⁉︎
…というわけで除湿機を購入しました。

これです。毎日風呂に入った後洗面所に設置し、夜通し動かしています。あと湿度の高い日は北向きの部屋で日中動かしています。毎回1リットル以上の水がとれています…団地の湿気ほんとすげえ。

除湿機は洗濯物の部屋干しを早く乾かすのにも使えるので便利です。毎日使ってるけど今のところ故障もしていません。
あとは在宅しているときはなるべく窓を開けて換気しています。あと、我が家は残り湯を翌日の洗濯に使うためにとっておくのですが、当初は風呂のフタを使っていなかったために洗面所に湿気が流れ込んでいたので、風呂を出るときにはフタをするようにしました。あと、床に直接物を置かないようにしました。
 
 

アリ事件

それは5月頃のこと。室内で小さいアリをよく見かけるなーと思っていたら、台所の壁に穴が開いていて、そこからアリが出入りしているのを発見しました。昔、棚が取り付けられていた穴のようです。壁の中がどう外とつながっているのか知りようもありませんが、とりあえずその穴をガムテープでふさぎ、アリ用の殺虫剤を置いてみたら出なくなりました。
しかしその後しばらくして、また室内でアリを見かけ始め、通り道をたどってみると網戸の隙間から入ってきているようでした。夏が近付いているのに窓を開けないということは考えられなかったので、その時ちょうどウチに来ていた私の母が、どこかで見聞きしたという「ホウ酸+ハチミツ」を混ぜたアリよけを作ってもらい設置したら、それ以降出なくなりました。

今もちょうど母が来ているので作り方を聞いてみます。

「ホウ酸小さじ1を少量のお湯で溶かす。ハチミツ大さじ1、砂糖少々を混ぜ、ダンボールを小さく切ったものに塗り、アリの通り道に置く」

だそうです(分量は全て適当)。

 

1年間住んでみて

アリ事件以降は大した事件も起こらず住めています。ゴキブリは、サイズの小さい子供しか見かけていません。夏は頻繁に見かけましたが慣れてしまい、落ち着いて外につまみ出せるようになりました。
 

住んでいる人たちは、結構ドライです。もっと面倒くさい人間関係があるのかと思っていましたが全然そんなことはありません(棟によると思いますが)。ゆるく見守られている感じが居心地いいです。

以前記事に書いた通り、子供的にはとても良い環境です。

 

共有部分の草取りは、本っっっっ当に大変です。私の団地の場合は住民総出で行う草取りは年1回で、それ以外は自分の部屋の前後面を各自で行うことになっているのですが、スペースに対して部屋が少ない(これは今どきとても贅沢なことなのですが)上に、高齢の住人が多いので、私が率先して草取りをしています。子供達にも多少は手伝わせますがあまり戦力にならないので、夏の休日は草取りに追われていました。

 

そんな感じでドタバタしつつもなんとか住めた1年でした。

 

団地で暮らそう!

団地で暮らそう!

 

 

 この本でいうほどの「カルチャーショック!」という感じではないが、まあ近いものがあります。