目の前が開けたと思ったら、そこはなにもない広野だった

息子が教育センターで発達検査を受けて、その結果が出ました。

まず、「発達障害などの診断はできない」のね。病院ではないから。

その上で結果を見ると、「全体的に、平均よりやや低い」という感じ。大きい凸凹はないものの、平均より低い部分があって、その部分についての説明を聞いて「なるほど」という感じ。

 

「低い部分については、学校に支援を求めてもいいかも」と言われたものの、何をどう求めたらいいのか全くわからない!

目の前はものすごく開けたけれど、何もない!真っ平ら!…という感じです。

検査の結果について、基本的には教育センターの方から担任の先生に説明することになっているというので、ぜひ、とお願いしました。検査項目の内容については自分でもお勉強するとして、具体的なことについては先生が説明を受けてから、何ができるか打ち合わせですかね。

 

担任の先生ね…。

担任の先生とのことについてはいろいろ書いてきましたが、またやってくれました。

私はちょくちょく授業を覗きに行っているのだが、元夫も私とは別に見に行ったんですよ。そのとき担任の先生と話したのだが、そこでまた「薬を飲ませては」という発言があったという。

半年前から何も変わっていないじゃないか。私がいろいろ考えたり、先生に相談しながらやってきたことに意味はなくて(というと大げさかもしれないが)、薬で全て解決できるでしょ?という考えですかそうですか。しかもその翌日に保護者会があり、その席で先生は「いろいろな特性を持ったお子さんがいるが、どんなお子さんにも学ぶ権利がありますから。それに、このクラスでは子供達がお互い助け合っていますから大丈夫です。」と言ったので私はすっかり訳がわからなくなってしまったのであった。

 

訳がわからないが、でも、傷ついたことは事実なので伝えたいと思って教頭先生にお手紙を書きました。さくっと。それ以外にもいろいろあって、一応、担任の先生からは謝罪をいただたきました。

でも、それだけじゃないからね。謝罪して、そのことにだけ気をつければOKと思われても困るし。だから担任の先生に対しては、

担任の先生と闘うことにしました。

闘う、というのは先生に対して何か物申すということでは(まだ)なく、

先生を心から信頼して、指導されたことについて真剣に検討する…ということはできない、という方向に気持ちを変えるということである。

のスタンスで変わりなしなんだよね。物申すようにはなったけど。

なんだ、答えは既に出ていたじゃん。

(でも、担任の先生を疑ってもいいんだとか、学校に物申してもいいんだとかは、頭ではわかっていても実際にやるのはなかなか大変なんだよ。フツーの親ですから。)

 何回も裏切られているのに、担任の先生が検査の結果を聞いて何かが変わらないかな、と思うのはおかしな話なのかもしれないけど。それでも信じたくなるのは、元夫に結果を話したときの反応が劇的だったから。

元夫は子供時代IQが高かったらしいが(もちろん元夫が受けた検査は今回息子が受けた検査とは違うだろうけど)、息子のIQの数値を見て、息子と自分とは違うのだということをはっきりと理解したようだった。あと、この部分が低いから長々とお説教しても響かないとか、この部分が低いから漢字の書き取りが苦痛だとか、そういうことが腑に落ちたようだった。数字ってすごい。

 

ところで息子本人はといえば、いろいろあって、元夫や教育センターの先生が驚く勢いで精神的に成長しています。その話はまた別の機会に。