頷きすぎて首がもげそうな、『ルポ 母子家庭』(ちくま新書)
ふとしたきっかけでこの本を手に取ったのですが…。
我が家も母子家庭ですので。働いているけど、一人で子供二人を養える収入というわけではなく。市営住宅に3人で入居できる程度の年収ですよ。今のところ、養育費は支払われていますが。
そんな、先の見えない状態なので、この本に書いてある母子家庭の厳しい現実があるあるすぎて。頷きすぎて首がもげそうになりました。
私だけじゃなくて、私の周りの母子家庭の母を思い浮かべながらこの本を読んで、一番「あるある!」と思ったのは、「母子家庭の母は真面目だ」ってことですね。皆すごく真面目で、一生懸命働いています。あくまで私の周り、「学童保育に子を預けている」とか「団地に住んでいる」母たちについてですけどね。あと、「別居中の夫が『荷物を取りに来た』とかなんだかんだと理由をつけて家に入ろうとする」とかもあるあるなんだね…ウチもあったわ。ていうかこのケースの夫は、妻の両親のことを「バカ」と言ったり、モラハラじゃないですかね(この本には「モラハラ」という単語は出てこないけど)。「子供の生活リズムを無視して、遅い時間に急に思い立って遊びに連れていく」とかもあったなあ。まったく。
そんな母子家庭の現状についてはこの本を読んでいただくとして。
この本で私が一番「羨ましい!」と思ったのは子供に夕食を提供するNPOと、シングルマザー向けのシェアハウスで週に1~2回実施されるチャイルドケア(夕食の提供と、子供の世話)。疲れて帰ってくると本当に夕食の準備が苦痛なんだよね…。もともと、一番苦手な家事が「料理」だし。でも、自分だけしかいないからやらざるを得ない(夕食作りだけでなくその後の家事も全部だ)し、外食を頻繁にする余裕もないし。週1でもいいから夕食作りから解放されたら、かなり楽になるだろうなあ。当事者としてはとてもほしいサービス。
私の自治体にはないんだけど、真剣にほしいサービスなので、「ない」で終わらせるのではなく、一歩踏み出してみようかな?と思っているところです。これは、来年の目標。
『仮面ライダー555』と『glee』で白熱教室【追記】
突然ですが、私の好きな平成ライダーは龍騎、オーズです。ここに鎧武を入れるかどうか悩ましいところなのですが…(でも、ギリギリ入らないかな、という気持ち)。
2015年12月30日追記。
今、オーズを見直しているんですが、見ているときの自分の心の盛り上がりで比較するに、鎧武入るね。全然入るわ!ということで今日から入れまーす。
そんな好みの私ですが、先日ついにこの本を手に入れました!
語ろう! 555・剣・響鬼 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】
- 作者: レッカ社
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前作である『語ろう!クウガ・アギト・龍騎』も持っていて、とても楽しく読みました。 今作は前作以上のボリュームで、やはりとても楽しく読めたのですが、読んでいて一番「見てみたい!」と思ったのが『仮面ライダー555』でした。
私は元々特撮好きな方ですが、仮面ライダーは『クウガ』の途中でリアルタイムで見るのをやめてしまっていました。その後息子が生まれ、仮面ライダー適齢期になり『W』からまた見始め、過去のライダーのアイテムも登場するので後追いでそれまでの平成ライダーを一通り見ました。
『555』は、結婚していたときに夫が最もハマって見ていた平成ライダーであった(子供そっちのけで次々レンタルしてきて見るので、私も全部は見られていない)ので、嫌な記憶が蘇らないか心配だったのですが、楽しく見られています。『555』の物語の力は偉大だ。
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娘は怖がって一緒に見てくれないので息子と一緒に見ているのですが、息子は以前見ていたときの記憶はほとんどないようです。そして、あえてこの『555』という作品をライダー適齢期終了後の、物事を深く考えられるようになった年齢で見ることにより、いろいろなことを考えさせられたようです。
まず、木場と結花の不幸ぶり。周りの人間の非道さ。ちょっと今どきの子供番組ではお目にかかれないレベルの非道さですからね。学校の道徳の授業などでは(私が教科書を見る限りでは)「悪いことをするのはよくない」ことを教わりますが、『555』では「では、相手が『悪い奴』だった場合どうするのか?」まで踏み込んでいますから。見終わった後、『白熱教室』ばりに感想の言い合いが盛り上がります。
息子「勇治の場合は、仕方なかったと思うよ。あんなひどい目に遭って。」
私「でも、人を殺してるけど?」
みたいな感じで。結論など出さずに言い合うだけですが。
そんな感じで「夢の守り人」まで見終わっていたのですが…。
(ちなみに「夢の守り人」は、見終わってすぐには感想が出てこなかったのですが、その後風呂に浸かりながらとか寝る前にふと「あの先生は悪いよ!」と呟いていたので、いろいろと考えさせられたのだと思います。やはり名作です。)
息子が『555』より『glee』を求めるようになってしまったんですよ!
なぜ『glee』を見るようになったかというと、
ヤング・アダルトU.S.A. (ポップカルチャーが描く「アメリカの思春期」)
- 作者: 山崎まどか,長谷川町蔵,川原瑞丸,多屋澄礼,藤田康平(Barber)
- 出版社/メーカー: DU BOOKS
- 発売日: 2015/08/06
- メディア: 単行本
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この本を読んでいて一番「見てみたい!」と思ったのが『glee』だったのです。『glee』は以前NHKで放送していたときに少し見ていたのですが、ジュースをかけるなどのいじめ描写がきつくて見るのをやめてしまっていました。でも、この本を読んで「『glee』って、アメリカのポップ・カルチャーにそんなに影響を与えたものだったの!?」ということが気になって、また見てみることにしたのです。いじめ描写は、後々グリーが輝くための仕掛けと思って…努力して気にしないようにしています。
さて、『glee』はさすがに子供向けではないと思い、毎週末、夜に子供たちを寝かしつけた後に見ていたのですが、ある日子供たちがちっとも寝付かなかったことがあったのです。寝かしつけるのに疲れてしまった私は「お母さんは大人向けの外国のドラマ見るから。見たかったら見てもいいけど、もともと夜10時とかにやっていた大人向けのドラマだから『騙す』とか『嘘をつく』とか出てくるから。嫌な気分になるかもしれないけど、覗きたいならそっちの部屋から(リビングの隣が寝室)勝手にどうぞ。お母さんがドラマを見ている間に本とか読むなら、それでもいいよ。」と宣言して見始めたところ、覗いた息子が内容にはまってしまって、その回以降も一緒に見ることに。海外ドラマの引きの強さといったらすごいものですからね。
内心「ゲッ!」と思いながらも息子に聞かれるので説明していますよ。「ゲイとは?」とか、「なぜ、高校生が妊娠してあんなに大騒ぎになっているのか?」とか。これもまた白熱教室。性教育の詳しい部分は話してないけどね。学校では4年生で習うというし、大人向けの本を次々読んでいるような子でもないしね。一応「一緒にジャグジーに入っただけでは、赤ちゃんはできない」とだけ言っておきました。
シーズン1の13話「あなたなしでは…」まで見たのですが、これからどうするかねえ。
…などと思っていたのですが、『555』も『glee』も後回しになる事態が発生したんですよ!
それは、私が『スター・ウォーズ』旧作を見返し始めたこと。私がDVDを鑑賞できる時間は限られているので、全てを同時に追うことはできず、今は『スター・ウォーズ』が最優先になっています。
『スター・ウォーズ』旧作を見返し終わったら、白熱教室は『555』でやり直せないかなーと思っているところです。
初コメダ珈琲
昨日のことなんですが…
『6才のボクが、大人になるまで』感想
※ネタバレしています。
ネタを知ったからどうこうという映画ではないけど、詳しい展開を知らずに見た方が絶対に楽しいよ!
6才のボクが、大人になるまで。 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2015/08/05
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「同じキャストが12年間演じる」などの前情報を全く知らずに見たのですが、本当に面白いです、この映画。私はレンタルしたのですが3回見返しました。
『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイター監督だってことも知らずに見たんだけど、『スクール・オブ・ロック』は普段DVDをあまり買わない私がわざわざ買って持っている数少ない作品のうちの1作なので、この監督作だからこんなに気に入った、ということもあるのかもしれない。
見るたびに泣けます。見返すと「ああ、こんなこともあったよね…でも、大きくなるんだよね…」と、泣ける度が上がっていきます。反面、二番目のパパのもとでの嫌な展開が見返すほどに嫌で嫌で仕方なくて、どんどん身構え度が上がって行くのですが。でも、「それでも面白い!」と思って何度でも見返したくなる映画です。
なぜ、そんなに面白いのかというと…
あるあるネタが秀逸
- うるさめ女児とおとなしめ男児の組み合わせのきょうだい
- きょうだいゲンカ、自分からちょっかいを出したくせに、反撃されるとウソ泣き
- 軽く「ママきらーい」とか言う
- 離婚したパパは遊び担当
- 離婚したパパについてママに「パパのこと、まだ好き?」とか聞く(これについてママが「まだ愛してる」って答えるのがすごい。私は「別にフツー」って答えてる。)
- 中年になったママが急に「これからは捨てる!」とか言い出す(断捨離⁉︎)
responsibleなママ
すなわち責任感が強い。ママが度々「責任」という言葉を口にするので、私はこの映画で「責任=responsibility」と言うのだということを学んだ。見ていて、若いけど本当に責任感のある人だと思った。
常に子供たちに本音で接してるのも良い。
子供っぽかったパパの成長
自分と結びつけて考えると
茶番
アタマジラミのことを全く知らなかった私が、ヤツと戦った話
幼稚園年中の娘の頭にアタマジラミの卵が見つかり、駆除に追われていました。
見つかるまで
皮膚科を受診
スミスリンシャンプーを使う
説明書の通りにシャンプーしました。
蓋で計量し、泡立てた後、5分放置して流します。「死んだアタマジラミが流れてくるかもしれない!」と思って注意して見ていたのですが、それらしきものが流れてきたことは、シャンプーを使い切るまでありませんでした。最初は虫を見るのが怖かったけど、何も流れて来なかったとなると本当に効いているのかと心配になりますが、最終的にちゃんと卵は駆除できたので、効いたのでしょう。
このシャンプーを3日おき(使用したら2日あける)のサイクルで使用します。
自覚症状はなかったけど、私も同じサイクルで一緒にシャンプーしました。母子家庭なので、私の髪の毛をチェックしてくれる人もいないので。使ってみた感じとしては、特にきつい匂いもなく、泡立ちも悪くなく使いやすかったです。スミスリンシャンプーの後、普通のシャンプーをしてもOKです。
私:ボブ、娘:ロングヘアの2人で4サイクル使用できました。
髪の毛に卵がないかチェック
風呂上がりに髪の毛を乾かした後、髪の毛に卵がついていないかチェックします。
(スミスリンシャンプーの説明書によると、シャンプーで成虫だけでなく生きた卵も殺せるらしいので、頭に残っているのは死んだ卵か抜け殻ということになりますが、見た目で区別ができないので、ここでは「卵」と書きます。死んだ卵や抜け殻であっても、幼稚園でのチェックに引っかかってしまうので取り除かなくてはなりません。)
卵はごま塩のごまより一回り小さい感じで、紙の根元から3-4cm以上離れたところに「プツッ」とついています。根元すぎず、毛先すぎないところにある感じです。髪の毛を抜いた時に毛根がついてくることがありますが、あんな感じのものがくっついています。色は茶色っぽいです。
シャンプーに付属の櫛ですきとってもよいのですが、娘の髪の毛は細いので櫛の目の間を楽に通り抜けてしまうし、櫛の目の間を見ても卵が挟まっているかよくわからなかったので、ひたすら髪の毛をかき分けて卵を探し、見つけたらその毛をハサミで切り、ガムテープにまとめて包んで捨てていました。
駆除を開始して最初の2日間は卵の数が20個くらい、次の数日間は7個くらい(ここで「劇的に減った!」と感じました)、次の数日間は2個くらい(ここは長かった)…という感じで見つけられる数が減っていき、2週間後には発見できなくなりました。
髪の毛のチェック中にも、成虫には遭遇しませんでした。髪の毛のチェックが日課になってくると、「虫怖い!」というより「卵をこれ以上産み付けられると駆除が面倒だから虫でも何でも早く出てきてくれ(その方が卵を探すより早い)」という気持ちになってきます。
こういう目の細かい専用櫛もありますが、私はひたすら目視で駆除。
爪が長ければしごいて取っても良いのかもしれませんが、私は毛先までしごいていくのが面倒だったのでハサミでカットしていました。
寝具等の消毒
スミスリンシャンプーの説明書には、「感染部を拭いたタオル等、シラミの付く可能性が高いものは、洗濯前に60℃以上のお湯に5分間以上浸けてください。熱風乾燥器で乾燥させることも効果があります。」とありましたが…
全てのものを毎回熱湯に浸けるなんてできないので、できる範囲で以下のことを行いました。
- 寝具(シーツ、枕カバー、タオルケット)、座布団カバーはこまめに洗濯(ほぼ毎日)
- 帽子など、頭に触れたもので洗えるものはすべて洗う
- 主な生活空間であるリビング、寝室には毎日掃除機をかける。布団にも掃除機をかける
- タオル類、娘のトップスにはアイロンをかける。(アイロンは布団の上でかけて、少しでも卵・虫を殺す作戦)
- 布団乾燥機を持っているので、こまめに使う
我が家は、普通に洗濯して普通に掃除機をかけている家だと思いますが、夏の疲れもあってちょっと手抜きになっていたかな?と反省して頑張りました。
が、無理は禁物です。できる範囲でやれることをやればよいと思います。感じとしては、「胃腸炎になったとき、どこまで消毒するか?」に似ていると思います。
幼稚園を休ませるか問題
アタマジラミは、インフルエンザのように法律によって出席停止になる感染症ではありません。
対応は、幼稚園・保育園によって異なると思います。娘の幼稚園の場合は「出席停止ではありませんが、登園は自粛してください」と言われました。「いつまで自粛すればよいのか?」と聞いたところ、「他のお子さんに感染させる可能性があるうちは自粛」とのことでした。
「可能性」というところが何だか要領を得ない感じですが…。
シャンプーの説明書をよく読み、実際に駆除を行っているとわかるのですが、「駆除の完了」の見極めって難しいんですよ。頭についているのが生きた卵なのか死んだ卵なのか、抜け殻なのかは肉眼では区別がつかないし。理論的には、一度のシャンプーで成虫と生きた卵は駆除できる(らしい)ので1回シャンプーしたらひとまず完了したといえるのか?生き残った卵があるかもしれないので2回目のシャンプーまですれば、1回目に生き残った分を殺せた(だろう)から完了したといえるのか?…全く難しいし、駆除を始めたということはスミスリンシャンプーもしているし、毎日髪の毛をチェックしているわけなので、感染を放置しているのではないのだから、その子から感染が広がることはないと思えるのですが。例えば体操着やカラー帽子や、お昼寝で使用するタオルを(娘は延長保育を利用しているので)毎日持ち帰って洗濯するとか、できることはあると思うし、いくらでも協力するのに、と思いました。
でもそこまで幼稚園に要望する気力もなかったので(ちょうど別件で幼稚園とやりとりしていることがあって疲れていたこともあり)、娘の場合は3日間休ませました。
土曜日にシャンプーを始めて2日空けるので火曜日に2回目のシャンプーですが、月~水曜日は休ませました。ちょうど仕事を1日休む予定があったので、そこにくっつけてさらに2日休みを取りました。休んでいる間は、別に病気というわけではないので大きな図書館に行ってみたり、家から少し遠い、動物がいる公園に行ってみたり、二人でランチをしてみたりしました。我が家の場合、子供と出かける場合はいつも息子と娘と私の3人なので、娘と2人だけで出かける機会は貴重であり、娘は楽しかったことでしょう。夏の間は忙しかったので、遅い夏休みと思えば楽しかったです。
木曜日の朝、家で髪の毛をチェックしてから登園し、先生に髪の毛を見てもらい問題なし、とのことだったのでその日から再び通園しました(でも、夜風呂上がりに髪の毛をチェックすると2個とか見つかるんですけどね。見逃していたのか、新たに発生したのかはわからないけど。問題あり/なしの差って何なのかと思いますよ…)。
おわりに
この記事を書くのに何日もかけていたら、娘がまた幼稚園から「アタマジラミ流行中」のお手紙をもらってきました。まだ流行っているようです。
でも私は今回の経験で卵の特徴や駆除の方法がわかったので、これからは髪の毛のチェックも行えるし、もし卵が見つかったとしても自信を持って対処できます。そのような経験が身になったことが、良かったといえば良かったかな。ちょっとした卵博士ですよ。
あ、卵博士になった私が息子の頭もじっくり見たところ、息子は感染していませんでした。運が良かったのか、駆除作戦が功を奏したのか。
あと、娘は木曜日から登園しましたが私は上記の寝具等を消毒する生活の疲れからか体調を崩してしまい、辛い目に遭いました。しかも娘の休みに合わせて休みを取ってしまっていたので仕事を休めない。しかもその週末に小学校の運動会。気合で乗り切りましたが大変でした。
駆除生活は大変だけど、対処はできるから別にまた来ても困らないよ、アタマジラミ!
初めての読書感想文は、(私が)すごく難しかった。
1年前にこんな記事を書いていましたが…
ついに息子(小2)に読書感想文の宿題が出た今年になって思うのは、上記の記事は完全に大人目線であったなあということです。
あらすじを書く、書かないとかどちらでもいいわ。自分の言いたいことを伝えるために必要であるなら好きなだけ書けばいいんだ。小3であれだけ書ければ十分だよ。サンプルの彼ごめん。
今年の夏は「読書感想文のテンプレ」問題もありましたね。
さて、我が家の場合。
息子はとにかく「書く」 ことに苦手意識を持っているので、書かせるのに苦労しました。
一応学校から「読書感想文の書き方」というオリジナルのプリントが出ているのですが、A4一枚の簡単なもので、ヒントというか、本当にポイントだけしか書かれていない。
- 本を選ぶ
- 読む
- メモを作る
- 書く
書くことが好きな子なら、きっとこのヒントだけで初めての読書感想文も書き進めることができるでしょう。
でも息子は無理でした。個人の性格?男子だから?で作文が苦手な上に、授業でも作文はあまり教わっていない。一学期の授業参観が国語で、「書く」系の課題が行われていて、書ける子と書けない子の差が大きいなと思っていたんだけど、先生の教え方は書ける子に合わせたものだった。その時点(6月)では感想文の書き方は教わっていなくて、夏休みまでに教えますということだったんだけど、そんなに簡単には身につかないよね。私が小学生の頃と比べて、「書く」宿題も少ないし。
そんな感じなので、「読書感想文やろうか」と言っても机に向かいながら頭を抱えてしまっているんですよね。
そんな息子と一緒に私がやったこと。
- メモ作りを一緒にやる
- ひたすら励ます
メモ作りは、いきなり「この『ヒント』に書いてあるみたいにメモを作ってごらん」と言っても書けなかったので、最初はインタビュー形式にしました。メモを持って、新聞記者のようにインタビューをして、興味深そうに結果を書き込んでいきました。それでもこの時点ではやる気がなく、
「一番面白かったところは?」「忘れた」
「主人公に言いたいことは?」「ない」
みたいな感じでしたが…。
そしていざ「書く」段階になったらひたすら励ましました。何とか「書けそう」なことから書き始めさせて、「できない」「書けない」と言い出したら「そんなことない、絶対書けるから!」「できる!君ならできる!」と松岡修造のように熱く励まし続けました。『村上さんのところ』にあった「ひょっとして、その息子さんは……」を思い出して、「君は、よく独り言で物語を作ってるよね?それって、将来作家にになれるかもしれないよ。村上さんっていう、すごく有名な作家の人が言ってた。お話を作る才能があるってことなんだから、感想文だってきっと書けるよ!」とかも言ったかなあ。『村上さんのところ』が役に立っている。
そんな感じで励まして、励まし続けていたらだんだんエンジンがかかってきたらしく、最終的にはインタビューのときとは違うことを書き始め、表現にも自分なりに気を使い始め、原稿用紙2枚では書き足りないくらいでした。書きあげることができて自分でも驚いたようです。すごく自信がついたようでした。
でも、ものすごく時間がかかったし疲れました。最初から「親がここまで見てあげてください」と言われていたら「やってられるか!」と思うレベルです。
学校で「書きたい気持ちにさせること」とか、単に「最低限、書くための技術」でもいいんですけど、書けない子に対してもっと何かできることってないんでしょうか。先生によるのかもしれないけど、もっとフォローしないと、書けない子はただ作文が嫌いになっていくだけのようで、書くのが好きな(小学校の頃も、今も)私は何だか残念です。